Dynabook TX66E 電源修理
Dynabookの調子が悪い。
起動後すぐにフリーズして使い物にならない。
TX/66Eと言う機種である。ネットをググると多くの不具合がヒットする。
さて? 問題は何か?
一応、ACであっても起動はできているが、すぐに止まってしまう。
底面が触れないぐらい熱くなる。
さては、FANの故障か?
いや、ファンの音は聞こえる。(回っているようだ)
とは言うものの、底面の熱さは尋常ではない。熱暴走の可能性が大きいと判断。
早速、分解点検してみる。
やはり、ヒートシンクに多くの綿埃がびっしりと詰まっていた。
清掃をして組み直すものの今一つ機嫌が悪い。
やはり、フリーズを繰り返す。
ネットをググった結果、プロードライザ交換が必要な感じである。
とは言っても、ヒートガンもない中、カッターで切り崩すのもしっくりこない。
プロードライザは簡単に言えば、コンデンサであるから、容量抜けと言ったことであろうと判断するが起動状況から言って全く不良という訳でもなさそうである。
プロードライザ交換、インダクタ交換等・・・・・いくつ対策は紹介されている。
予算的に結構かかってしまうので、安価なコンデンサ追加を採択してみた。
CPU脇のランドが用意されているところに、330μFのコンデンサを2個追加することで容量抜けのプロードライザを助けてやろうという算段である。
マザーボードを抜き出し、CPUヒートシンクを外したら、すぐ下にランドが見えてくる。そこへ、コンデンサを追加してやる。狭い場所なので少々作業性は悪いが・・・・
事前にランドのはんだを溶かして、溶けやすくして置き、コンデンサにも予備はんだを打っておくことで短時間でのはんだ付けを可能にした。
秋月電子通商で¥150/個のコンデンサ2個で修理できれば安上がりである。
導電性高分子アルミ電解コンデンサ330μF4Vを2個追加するだけで、修理ができればマザーボードを痛めるリスクも少なく、ヒートシンクへの干渉もないので、はんだ付けだけ上手くいけば、すぐに修理が可能となった。
組み立て後、無事起動し、ACでの使用にも問題なく快調に動いている。
Windows8.1にアップグレードして使うため、CPUをT7250からT8100へ交換し、メモリも2GB×2(4GB)へアップさせた。
新しい機種でないので、部品も安価に入手でき¥3000程で快調なPCへと様変わりした。これでもう少し延命できるのではないでしょうか。
Windows10へもテストしてみましたが、今一つ快調さに欠けるので、Windows8.1止まりとしました。
導電性高分子電解コンデンサー 330μF 4V